松山圏の2次救急輪番再編 愛媛医療センター加入へ
医師不足や軽症患者増加などで現場の疲弊が指摘されている松山医療圏(中予6市町)の2次救急医療で、4月から輪番体制を再編することが16日、分かった。これまでの松山市内14病院に、初めて東温市の国立病院機構愛媛医療センター(同市横河原)を加え、14病院の一つだった県立中央病院(松山市春日町)は、患者の受け入れ対象を拡大し、小規模病院の後方支援病院に位置付け、輪番維持と強化を図る。
2次救急医療は、入院や手術が必要な患者が対象。現在は4病院が単独、小規模の10病院が2、3病院一組となり、8グループで、8日に1日ずつ24時間体制の輪番を担っている。しかし、輪番日のためのスタッフ確保や病床数管理、勤務医の高齢化などで、特に小規模病院の負担が大きく、2002年度以降、輪番を辞退する病院が出ていた。